国債

読み: こくさい

コクサイ:国が資金調達のために発行し、利子と元本の返済を約束する債券

国債

概要

国債(コクサイ)は、国(政府)が道路・社会保障・国の運営費などの財源を確保するために発行する「借用証書」のような債券です。購入者(投資家)は国にお金を貸し、国は決められた利子(利息)を支払い、満期(返済期限)に元本を返すことを約束します。

仕組み

誰が発行し、誰が買うか

  • 発行:国(日本では財務省)
  • 購入:銀行・保険会社・年金基金・個人投資家など

どうやって利回りが決まるか

  • 国債には「クーポン(利子)」が設定されます。
  • 市場で売買されると価格が変動し、価格と利子の関係で「利回り」が決まります。
  • 一般に、国債価格が上がると利回りは下がり、国債価格が下がると利回りは上がります。

主な種類(日本の例)

新発国債(市場で取引される代表例)

  • 利付国債:定期的に利子が支払われ、満期に元本が返る
  • 割引国債:利子の代わりに安く発行され、満期に額面で償還される(差額が利益

個人向け国債(個人が買いやすい設計)

  • 変動10年:金利が市場金利に連動して見直される
  • 固定5年・固定3年:金利が満期まで固定される
※一般に「最低金利」や「途中換金」のルールが設定されています。

メリット

  • 信用力が高いとされる:国が返済主体のため、相対的に安全性が高いとみなされやすい
  • 運用の見通しが立てやすい:満期まで持てば受取額が読みやすい(発行条件による)
  • 分散効果:式などと値動きが異なることがあり、資産配分に使われる

リスク・注意点

金利リスク

市場金利が上がると国債価格は下がりやすく、途中で売ると損失が出る可能性があります。

インフレリスク

物価(インフレ)が上がると、お金の実質的な価値が目減りし、利子があっても購買力が下がることがあります。

信用リスク

一般に国債は信用力が高いとされますが、財政状況の悪化などで信用が揺らぐ可能性はゼロではありません。

用語ミニ補足

  • 債券(サイケン:発行体が利子と元本返済を約束する有価証券
  • 利回り(リマワリ:投資額に対する収益の割合)
  • 満期(マンキ:元本が返済される期限)
  • クーポン(クーポン:債券の利子)
  • 償還(ショウカン:満期などで元本が返ってくること)

どんな人に向くか(目安)

  • 値動きの大きい資産だけが不安で、安定的な資産も持ちたい人
  • 使う時期がだいたい決まっており、満期まで保有する前提で運用したい人
  • 資産配分(債券・現金の割合)を整えたい人