コンプライアンス

読み: こんぷらいあんす

コンプライアンス:法令や社内規程、社会的規範を守り、適正に行動すること

コンプライアンス

概要

コンプライアンスは、法律や条例などの法令だけでなく、社内規程、契約、業界ルール、倫理(リンリ:善悪の基準)や社会的な期待といった規範を守って行動することを指します。企業では不祥事の防止、信頼の維持、リスク低減のための重要な考え方です。

なぜ重要か

  • 法的リスクの回避:罰則、行政処分、訴訟などを防ぐ
  • 信頼の維持:顧客・取引先・社会からの信用を守る
  • 事業継続の確保:取引停止、資金調達悪化、採用への悪影響を防ぐ
  • 組織の健全性:不正やハラスメントの抑止

企業での主な対象領域

  • 法令遵守:労働法、個人情報保護、独占禁止法、下請法など
  • 情報管理:機密情報、個人情報、サイバーセキュリティ
  • 取引の適正:贈収賄(ゾウシュウワイ:賄賂の授受)、利益相反(リエキソウハン:会社の利益と個人の利益がぶつかること)
  • 職場の健全性:ハラスメント防止、労務管理
  • 品質・安全:製品安全、表示の適正、品質不正の防止

コンプライアンス体制の例

  • 規程・ルール整備:行動規範、就業規則、情報管理規程など
  • 教育・研修:eラーニング、ケーススタディ
  • 相談・通報窓口:内部通報(ナイブツウホウ:不正を通報する仕組み)
  • 監査・モニタリング:内部監査、取引チェック
  • 再発防止:原因分析、是正措置、効果検証

よくある誤解

  • 「法律だけ守ればよい」ではない
契約や社内ルール、社会的信用まで含めて考えるのが一般的です。
  • 「現場の問題だけ」ではない
経営の姿勢(トップのメッセージ)や制度設計が影響します。

個人にとってのポイント

  • ルールが分からないときは確認する(黙って進めない)
  • 記録を残す(意思決定や承認の痕跡)
  • グレーな依頼は早めに相談する
  • 利益相反になりそうな関係は申告する

関連用語

  • ガバナンス(ガバナンス:組織を適切に統治する仕組み)
  • リスク管理(リスクカンリ:損失の可能性に備えること)
  • 内部統制(ナイブトウセイ:不正防止や業務適正化の仕組み)
  • 内部通報(ナイブツウホウ:不正を通報する制度)