PISA

読み: ぴさ

ピサ:OECDが実施する15歳対象の国際学力調査で、読解・数学・科学などを測る枠組み

PISA

概要

PISA(Programme for International Student Assessment)は、OECD(オーイーシーディー:経済協力開発機構)が実施する国際的な学力調査です。各国・地域の15歳を対象に、学校で学んだ知識の暗記量というより、実社会の課題に活用できる力を測ることを目的としています。

何を測るか

主要領域

※実施回ごとに「重点領域」が設定されることがあります。

リテラシー」の意味

リテラシーリテラシー:知識を理解し活用して課題解決する力)として定義され、文章理解や推論データ解釈などの能力が問われます。

対象と方法

  • 対象:原則として各国・地域の15歳(学年ではなく年齢で抽出)
  • 方法:学校・生徒を抽出して実施する標本調査(全国一斉の全数調査ではない)
  • 形式:筆記に加え、近年はコンピュータベース中心の回が多い
  • 付随調査:生徒質問紙や学校質問紙で、学習環境・家庭背景なども把握します

結果の見方

国別ランキングだけで判断しない

PISAは政策議論でランキングが注目されがちですが、以下も重要です。
  • 得点の分布(上位層・下位層の厚み)
  • 社会経済的背景と学力の関連
  • 学校間格差や学習環境の違い
  • 長期トレンド(複数回の推移)

誤解しやすい点

  • 「学力=PISA得点」ではない
PISAは学力の一側面(活用・推論など)を測る設計です。
  • 実施条件や参加国の増減で、見かけの順位は動き得ます。

何に使われるか

  • 各国の教育政策の検討(カリキュラム、学習支援、格差対策など)
  • 国際比較研究(学習環境や指導法と成果の関係分析)
  • 教育現場の課題抽出(読解やデータ活用の弱点など)

関連用語

  • OECD(オーイーシーディー:国際機関。経済・社会政策の分析と提言を行う)
  • TIMSS(ティムス:算数・数学、理科の到達度を測る国際調査)
  • 学力調査(ガクリョクチョウサ:学習成果を測定し改善に活かすための調査)