概要
利回りは、
投資で得られる収益が「
投資額に対してどれくらいの比
率か」を示す指標です。商品ごとに収益の中身(
利息・
配当・家賃・値上がり益など)が異なるため、何を収益に含めているかの確認が重要です。
基本の考え方(式)
- 利回り(%)= 収益 ÷ 投資額 × 100
- 収益には、インカムゲイン(インカムゲイン:保有中に得る配当・利息・家賃など)と、キャピタルゲイン(キャピタルゲイン:売却益などの値上がり益)が含まれる場合があります。
よく使われる利回りの種類
表面利回りと実質利回り
- 表面利回り:収入(利息・家賃など)だけを単純に投資額で割ったもの(経費や税などを考えない)
- 実質利回り:手取りベースで計算するもの(経費・手数料・税などを考慮)
期間の扱い(年率換算)
利回りは「年
率(ネンリツ:1年あたりの割合)」で語られることが多いです。短期間の結果を年
率換算する際は、計算方法が2通りあります。
- 単利換算:期間利回り ×(12か月 ÷ 投資期間の月数)
- 複利換算(フクリ:得た収益も元本に組み入れて増える考え方):(1+期間利回り)^(12/期間月数)−1
商品別の代表例
- 配当利回り(%)= 1株あたり年間配当 ÷ 株価 × 100
※
配当は変動・無配の可能性があり、将来が保証されるわけではありません。
債券:利回り(最終利回りなど)
- 債券は利息(クーポン)に加え、購入価格と償還価格の差も利回りに影響します。
※「利
率(リリツ:額面に対する
利息割合)」と「利回り(購入価格に対する収益割合)」は一致しないことがあります。
不動産:表面利回り・実質利回り
- 表面利回り(%)= 年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100
- 実質利回り(%)=(年間家賃収入 − 年間経費)÷(物件価格+購入時諸費用)× 100
※空室、修繕、管理費、税金などで実質が大きく変わります。
数字のミニ例
- 100万円を投資して、1年で利益5万円 → 利回り5%
- 6か月で3%の利益 → 年率は
-
単利換算:約6%(3%×2)
-
複利換算:約6.09%((1.03)^2−1)
見るときの注意点
- 「何を収益に含むか」(配当のみ/売却益込み/手数料・税引前後など)を揃えて比較する
- 高利回り=高リスクの場合がある(元本割れや収入変動、流動性低下など)
- インフレ率を考える(実質的な購買力の増減は別問題)
- 1年未満の利回りは換算方法で数字が変わるため、計算条件を明記する