認知機能

読み: にんちきのう

ニンチキノウ:情報を取り入れ、理解・記憶・判断して行動につなげる脳の働きの総称

認知機能

概要

認知機能は、外界体内の情報を受け取り、それを理解し、覚え、考え、決めて、行動へつなげる一連の働きを指します。学習や仕事、日常生活のあらゆる場面の土台になります。

主な構成要素

注意

  • 必要な情報に意識を向け続ける、切り替える
  • 例:授業中に集中する、複数作業を切り替える

記憶

  • 短期記憶:短い時間だけ保持する
  • ワーキングメモリ(ワーキングメモリ:保持しながら操作する記憶):暗算や段取りに必要
  • 長期記憶:経験や知識として蓄える

言語

  • 言葉の理解、語彙、文章の構成、会話のやり取り

視空間認知

  • 形や位置関係、距離、地図の把握など

実行機能

実行機能(ジッコウキノウ:目標を立て、計画し、抑制し、やり遂げる働き)。
  • 計画:手順を組み立てる
  • 抑制:衝動を抑える、不要な反応を止める
  • 柔軟性:やり方を切り替える

判断・推論

  • 根拠に基づいて選ぶ、予測する、問題を解く

処理速度

  • 情報処理の速さ。速いほど有利な場面もあるが、正確さとのバランスが大事です。

生活との関係

  • 学習:読解、計算、ノート整理、テストの時間配分
  • 仕事:優先順位付け、ミス防止、会議での理解と発言
  • 日常:買い物の段取り、服薬管理、道順の理解

低下・ゆらぎの要因(例)

  • 睡眠不足、疲労、ストレス、不安
  • うつ状態や体調不良、薬の副作用
  • 加齢や疾患による影響(疑いがある場合は専門機関で評価が行われます)

評価のされ方

  • 問診や観察に加え、神経心理検査(シンケイシンリケンサ:記憶や注意などを測る検査)や知能検査が用いられることがあります。
  • 結果は「点数」だけでなく、どの機能が強く/弱く、生活にどう影響しているかを合わせて見ます。

関連用語

  • 知能検査(チノウケンサ:認知能力標準化手続きで測る心理検査)
  • ワーキングメモリ(ワーキングメモリ:短時間保持し操作する記憶)
  • 実行機能(ジッコウキノウ:計画・抑制・切替など目標達成の働き)