購買力

読み: こうばいりょく

コウバイリョク:同じお金で買える財やサービスの量を表す尺度

購買力

概要

購買力とは、一定の金額でどれだけの財やサービスを買えるかという「お金の実力」。物価が上がる(インフレ)と同じ給料でも買える量が減り、購買力は低下する。逆に物価が下がる(デフレ)と購買力は上がる。

具体例(感覚のつかみ方)

  • 以前100円で買えたパンが120円になると、100円の購買力は下がった
  • 給料が同じでも、物価が上がれば生活は苦しく感じやすい
この「体感」を言語化したものが購買力。

購買力を左右する要因

物価(インフレデフレ

所得(賃金)の伸び

  • 名目賃金(メイモチンギン:金額としての賃金)が上がっても、物価上昇がそれ以上なら購買力は改善しない
  • 実質賃金(ジッシツチンギン:物価変動を差し引いた賃金)が増えると、購買力が上がったと言える

為替(円高円安

  • 円安:輸入品の価格が上がりやすく、家計の購買力を押し下げる要因になりうる
  • 円高:輸入品が安くなりやすく、購買力を押し上げる要因になりうる

購買力の測り方(代表的な見方)

実質値で見る

  • 実質賃金、実質所得、実質GDPなど「実質(ジッシツ:物価変動を調整した値)」で比較する

物価指数で見る

  • CPI(シーピーアイ:消費者物価指数)などの物価指数の動きから、お金の価値の変化を推し量る

PPP(購買力平価)との関係

購買力を国際比較する文脈では「購買力平価(コウバイリョクヘイカ:同じ商品バスケットが各国で同じ価格になるように調整した為替レートの考え方)」が使われることがある。単純な為替レートより、各国の物価水準の差を反映しやすい。

よくある誤解

  • 「給料が上がった=購買力が上がった」とは限らない
物価の上がり方次第で、実質的には買える量が減っていることがある。