ユースケース
読み: ゆーすけーす
ユースケース:利用者が目的を達成するまでの、システムや製品の使われ方の具体例
概要
ユースケースは、ユーザー(利用者)がある目的を達成するために、製品・サービス・システムをどのように使うかを具体的な場面として整理したものです。機能の要件定義(ヨウケンテイギ:必要な機能や条件を決めること)や、設計・テスト・営業提案で「何のために」「誰が」「どう使うか」を明確にするのに役立ちます。何を含めるか(基本要素)
- アクター(アクター:行動の主体。利用者や外部システム)
- 目的:達成したい結果
- 前提条件:開始時点の状態(ログイン済み等)
- トリガー:開始のきっかけ
- 基本フロー:通常の手順(成功までの流れ)
- 代替フロー:分岐や例外(エラー、キャンセル等)
- 結果:成功時の状態、保存されるデータなど
例(短いユースケース)
ECサイト
- 目的:商品を購入する
- 基本フロー:商品検索 → カート投入 → 住所入力 → 決済 → 注文完了
- 例外:在庫切れ、決済失敗、配送先エラー
ロボット
- 目的:倉庫で荷物を棚から取り出して搬送する
- 基本フロー:指示受領 → 棚へ移動 → 物体認識 → 把持 → 搬送 → 置く
- 例外:障害物、把持失敗、目的地混雑
ユーザーストーリーとの違い
- ユーザーストーリー:短文で価値を表現(例「私は〜として、〜したい。なぜなら〜」)
- ユースケース:手順・分岐・例外まで含む利用の流れを詳しく整理
使いどころ
注意点
- 具体的に書くほど有用だが、細かすぎると更新コストが増える
- 「目的」から逆算して、範囲(どこまで書くか)を決める
- 実ユーザーの行動に基づいて見直す(机上の想定で固めない)
関連用語
- 要件定義(ヨウケンテイギ:必要な機能や条件を決めること)
- アクター(アクター:行動の主体)
- シナリオ(シナリオ:想定される手順や展開)
- ユーザーストーリー(ユーザーストーリー:価値を短文で表す形式)