信用リスク

読み: しんようりすく

シンヨウリスク:取引相手が約束どおり支払えず、利息や元本の回収ができない可能性

信用リスク

信用リスクとは

信用リスクは、債券の発行体や融資先、取引先など(カウンターパーティ:取引相手)が、資金繰り悪化などで支払い不能になり、利息・元本の回収ができない、または条件が不利に変更される可能性を指します。投資では「デフォルトリスク」とほぼ同義で使われることもあります。

典型的に起こること

  • 利息の支払い遅延・停止
  • 元本の返済不能(デフォルト
  • 債務再編(サイムサイヘン:返済条件の変更。期限延長や減額など)
  • 格付け(カクヅケ:信用力の評価)引き下げによる価格下落

どんな場面で問題になるか

債券社債

  • 発行企業の業績悪化、資金調達難で返済能力が低下

銀行預金・金融商品

  • 預け先の破綻リスク(制度で保護される範囲もある)

デリバティブ・店頭取引

  • 相手が契約どおりに支払えない(カウンターパーティリスク

売掛金・取引先

  • 代金未回収、回収遅延

信用リスクが価格に与える影響

  • 信用不安が強まると、スプレッド(信用上乗せ:安全資産に対する利回り上乗せ)が拡大し、債券価格は下がりやすい
  • 格付けが下がると、投資家が売りやすくなり(投資適格から外れる等)、さらに価格が下がることがある

見るべき指標(目安)

  • 格付け(例:AAA〜Dなどの段階)
  • 財務指標:負債、利払い能力(インタレストカバレッジ)など
  • 期限構成:短期の返済集中(借換えリスク
  • 業界環境景気敏感か、規制影響が大きいか
  • CDS(シーディーエス:信用リスクを取引する保険のような契約)の水準(市場が見込む信用不安の度合い)

信用リスクを下げる代表的な方法

  • 分散(発行体・業種・地域の分散
  • 投資適格債中心にする(信用力の高い発行体)
  • 満期分散(返済時期をずらす)
  • 仕組みの確認:担保・保証・優先劣後(ユウセンレツゴ:返済順位)など
  • 投資信託ETFで広く分散する

注意点