ポリペプチド鎖

読み: ぽりぺぷちどさ

ポリペプチドサ:アミノ酸がペプチド結合で多数つながった鎖状分子(タンパク質の骨格)

ポリペプチド鎖

概要

ポリペプチド鎖(ポリペプチドサ)は、アミノ酸(アミノサン:タンパク質の材料)がペプチド結合(ペプチドケツゴウ:アミノ酸同士をつなぐ結合)で連続してつながった鎖状の分子。タンパク質は基本的に、このポリペプチド鎖が折りたたまれて立体構造を作り、機能を発揮する。

でき方(翻訳)

  • mRNA(メッセンジャーRNA)のコドンに従って
  • tRNAアミノ酸を運び
  • リボソームが順につなぐ
この過程で、ポリペプチド鎖がN末端(エヌマッタン:合成が始まる側)からC末端(シーマッタン:合成が進む側)へ伸びていく。

タンパク質との関係

  • ポリペプチド鎖:アミノ酸配列(一次構造)そのもの
  • タンパク質:ポリペプチド鎖が折りたたまれ、必要に応じて修飾・複合体化して機能する形
※短い鎖をペプチド、長い鎖をポリペプチドと呼ぶことが多いが、境界は文脈による。

構造レベル(よく使う区分)

  • 一次構造:アミノ酸配列
  • 二次構造:αヘリックス、βシートなどの局所構造
  • 三次構造:鎖全体の立体的な折りたたみ
  • 四次構造:複数のポリペプチド鎖が集まった構造(サブユニットからなる)

重要ポイント

  • 配列が変わると折りたたみや機能が変わることがある(変異の影響)
  • 折りたたみには分子シャペロン(シャペロン:正しく折りたたむのを助けるタンパク質)が関与する場合がある
  • 合成後修飾(ゴウセイゴシュウショク:合成後に化学的加工が加わること)で性質が変わることもある