RNA

読み: あーるえぬえー

アールエヌエー:DNAの情報を写し取り、タンパク質合成などに使う核酸

RNA

概要

RNA(アールエヌエー)はリボ核酸(リボカクサン)の略で、DNAに保存された遺伝情報を利用するために働く分子。多くの場合、DNAの情報を転写(テンシャ:DNA情報をRNAに写すこと)して作られ、タンパク質合成や遺伝子発現の制御に関わる。

DNAとの違い

  • 糖:DNAはデオキシリボース、RNAはリボース
  • 塩基:DNAのT(チミン)の代わりに、RNAはU(ウラシル)を使う
  • 構造:DNAは二本鎖が基本、RNAは一本鎖が基本(折りたたまれて立体構造を作ることもある)

代表的なRNAの種類

mRNA

メッセンジャーRNA(メッセンジャーアールエヌエー:タンパク質の設計情報を運ぶRNA)。 DNA遺伝子情報を写し取り、リボソームへ届ける。

tRNA

トランスファーRNA(トランスファーアールエヌエー:アミノ酸を運ぶRNA)。 mRNAの情報に合わせてアミノ酸を運び、タンパク質合成を助ける。

rRNA

リボソームRNA(リボソームアールエヌエー:リボソームの主要構成要素となるRNA)。 タンパク質合成の場を形成し、反応にも関わる。

調節性RNA

miRNA(マイクロアールエヌエー)など、遺伝子発現(イデンシハツゲン:遺伝情報が働く過程)を抑えたり調整したりするRNA。

RNAが関わる流れ(大まか)

  • 転写:DNA → RNA(主にmRNAが作られる)
  • 翻訳:mRNA → タンパク質(tRNArRNAが関与)

注意点

  • RNAは分解されやすく、細胞内での寿命が短いものも多い
  • RNAは「情報を運ぶ」だけでなく、「反応を助ける」「調整する」など多機能
  • ウイルスにはRNAを遺伝物質として持つものもある